堀江氏の発言は予言か、それとも後付けか?市場と真逆に動いた3つの投稿”を検証
堀江氏が2025年1月7日から8日にかけて行ったエヌビディア株(#NVDA)に関する投稿が、投資家たちの間で注目されています。強気な市場予測を行ったかと思えば、株価は堀江氏の予測とは逆方向に急落。その後も追加投稿で「弁明」や「リスク警告」を展開し、ネット上では「堀江さん、どっちが本当なの?」という声が相次いでいます。
堀江氏の一連の発言を振り返り、時系列で何が語られ、市場がどう反応したのかを検証してみましょう。
第1の投稿:強気な市場予測(1月7日)
2025年1月7日夜、堀江氏は次のように投稿しました:
• 「エヌビディアは週足で主要な高値を超えたため、下落トレンドが終了」
• 「史上最高値を超えれば、月足での調整も終了する」
• 「ナスダック100先物が日足レジスタンスラインで上昇中」
堀江氏のこの発言は、テクニカル分析に基づいた強気な予測であり、投資家に「さらなる上昇」の期待を抱かせるものでした。
第2の投稿:急落後の火消し(1月8日)
ところが、翌日エヌビディア株は堀江氏の予測とは逆に動き、6%以上の急落を記録。この下落を受けて堀江氏は再び投稿しました:
• 「ナスダック100先物は日足のレジスタンスラインから戻り売りにあった」
• 「米国10年債利回りの上昇がハイテク株売りを引き起こした」
• 「エヌビディアは史上最高値を更新後、6%調整に留まる」
明らかに初期の強気なトーンから変化し、下落の原因を外部要因(米国金利の上昇)に求める内容でした。
第3の投稿:リスク警告を追加(1月8日午後)
その後、堀江氏はさらなる投稿を行い、次のように述べました:
• 「エヌビディアは史上最高値更新により月足の上昇トレンド継続を確認」
• 「126.8ドルまで下落すると月足トレンドが終了する可能性がある」
再び強気なトレンド継続を主張しつつも、「下落リスク」について具体的な数値を挙げるなど、リスク警告も付け加えています。
堀江氏の投稿をどう読み解くか?
1. 強気と弱気を行き来する曖昧さ
堀江氏は「上昇トレンド継続」と強気を示しつつも、下落後は「調整」「外部要因」に言及。さらに「126.8ドルまでの下落リスク」を追加するなど、発言が市場の動きに合わせて変化しています。
2. 投資家心理を揺さぶる発言
最初の投稿では期待感を煽り、下落後には弁明と警告を交えた発言を展開。こうした対応が、投資家心理をさらに混乱させる一因になっている可能性があります。
3. 信頼性の課題
市場が動いた後に理由を付け足す「後付け感」が強く、一貫性に欠ける発言は、投資家からの信頼を損なうリスクがあります。
投資家が学ぶべき教訓
1. 発言を過信しない
• 堀江氏の投稿はあくまで「一意見」として捉え、鵜呑みにせず、自分自身の分析を優先するべきです。
2. 市場は予測不能
• 株価はテクニカル分析だけではなく、金利や外部環境など複数の要因で動くため、堀江氏の発言だけを信じるのは危険です。
3. 一貫性を見極める
• 発言が一貫しているかどうかを判断基準とし、情報源の信頼性を冷静に評価しましょう。
結論:堀江氏の発言は“参考”にとどめるべき
堀江氏の投稿は注目を集める一方で、市場動向とのズレが目立つ場合もあります。彼の発言を参考にすることは有益ですが、最終的な投資判断は自己責任で行う必要があります。
堀江氏の次の発言が市場にどのような影響を与えるか、引き続き注目していきましょう。しかし、投資家としては自分の判断基準を持つことが成功への第一歩です。